青山達三さんご出演中の『十二夜』観てきましたーーー!!!


シナリオクラブ・臨時アドバイザー、

青山達三さんご出演の『十二夜』観てきましたーーー!!!

十二夜2

十二夜1

日生劇場で3月30日まで公演中の

W・シェイクスピア作

ジョン・ケアード演出

『十二夜』

 

すたっふ・ブルー、観てまいりました!

とーーーっても面白かったですーーー!!!

 

わたくし、あまりミュージカルを観ないもので、

ジョン・ケアードさんをあまり存じ上げてないのですが、

『レ・ミゼラブル』などの演出をされ、

トニー賞受賞などの輝かしい実績があり、

世界的に活躍しておられる、

奥様が日本人だというカナダ出身の演出家の方です。

 

今回は青山さんがご出演ということで、

観させていただいたのですが、

青山さんからは、

「宝塚出身の女優さんが主演だからチケットが入手困難になるよ」

「衣裳やセットが豪華になるらしいよ」

「歌は歌うけど、ミュージカルじゃないよ」

などの情報は伺っていました。

 

シェイクスピアが『十二夜』を書いたのは、

だいたい『ハムレット』と同時代くらいとのことで、単なるコメディではなく、

「悲劇を織り交ぜた成熟したロマンティック・コメディ」なんだそうです。

 

双子、男装、四角関係、大勘違いなどのシェイクスピア大好き要素満載。

 

主人公は音月桂さん演じる「ヴァイオラ」。

船が難破し、双子の兄・セバスチャンと離ればなれになってしまい、

てっきり死に別れてしまったと悲観したヴァイオラは、

男装して「シザーリオ」として生き抜く覚悟を決める。

 

よって、音月さんは、

ヴァイオラとシザーリオ、セバスチャンを演じ分けることになるのですが、

さすが宝塚っ!

可憐な少女と好青年を見事に演じ分けていらっしゃいました!

 

シザーリオが小姓として仕えることになる、

漂着先の領主「オーシーノ公爵」は、小西遼生さん。

威厳があり、カリスマ的で、憂いを秘めていて、

まさに王子様!という感じで素敵でした!

その素敵さゆえ、ヴァイオラが一瞬でオーシーノに恋しちゃうのも納得。

 

そしてこの、オーシーノが想いを寄せているのが、

伯爵家の「オリヴィア」というお姫様。

オリヴィア役は、中嶋朋子さん。

オリヴィアは、父と兄の喪に服して心を閉ざしており、

誰の求愛にも応えない・・・はずだった。

が、しかし!

オーシーノの使いで来たシザーリオ(男装したヴァイオラ)に一目惚れ!

っていう「おいおいおい」っていう展開を、

中嶋さんの見事な演技力で、丁寧に演じてくれたおかげで、

ロマンティック・コメディの中核を担ってくれていました!

 

とまあ、だいたいこの『十二夜』は、「おいおいおい」の連続なんですが、

橋本さとしさん演じる、オリヴィアの執事「マルヴォーリオ」は、

とにかく切ない悲哀っぷり!

密かにオリヴィアに想いを寄せていたが、

普段から高圧的(嫌なヤツ)だったため、

召使いたちから仕返しに悪戯され、飛んでもない目に遭う!

 

その情けなさっていったらもう絶品でした。

(わたくしはこのようなイタズラにはちょっと笑えないのですが)

 

最終的に、この物語は強引にハッピーエンドを迎えるのですが、

マルヴォーリオは、最後まで哀愁漂う感じでした。

(というか、主要キャスト以外は、意外とハッピーエンドでもない)

 

道化「フェステ」は、成河(ソンハ)さん。

シェイクスピアには道化がよく出てきますが、

(『ヴェニスの商人』で清家さんが、

ランスロット・ゴボーを演じたことも記憶に新しいところ)

機知に富み、回転が速く、饒舌かつ時にはタメ口を利いたりして、

阿呆を演じつつ、とにかく主人を喜ばせる、特殊技能をたくさん持つ道化。

 

成河さんは、ギターを奏でながら歌ったり駆け回ったり、

コロコロ変わる表情も相まって、めちゃくちゃエネルギッシュに、

このお芝居に躍動感を注いでいたように思います。

わたくしこの方を初めて拝見しましたが、

ものすごく才能がおありの方なんですね!

過去に『夏の夜の夢』の「パック」もなさったとのことですが、

確かに、この役もパックも、そういう人間離れした役がピッタリ!

っていう役者さんはなかなかいないので、ビックリしました。

 

 

 

そして!青山さんは!

オリヴィアの召使い(庭師)「フェイビアン」を!

十二夜3

いつも青山さんが演じる役は、

「公爵」だったり「薬屋」だったり「預言者」だったり、

「青山さんじゃなきゃ!」って思わせてくれるのですが、

今回は、安心と安定のクオリティに、

さらに弾けた感じが加わって、

青山さんじゃなきゃ演じられないフェイビアンだったと思います!

 

ちなみに、青山さんは、

ジョン・ケアード氏にたいそう気に入られていらっしゃるようで、

プログラム見開き2ページの役者紹介、すごいじゃないですか!って言ったら、

「こんなの初めて」って、嬉しそうにこっそり教えてくださいました。

 

また青山さんは、

「蜷川さんとこのシェイクスピアと一味違うでしょ」

とおっしゃってました。

なるほど、見せ所、心の機微など、

本場仕込みの解釈が厚みを加えている感じが・・・何となくしました!

 

力技の蜷川さんのと違って、

(個人的にはそっち大好物のわたくし)

セリフがゆっくりで(蜷川シェイクスピア比)、一語一語客席に届ける感じやら、

演技とか仕草やらがとても丁寧で、

役者さんと一緒になって喜んで観ているヨーロッパの大衆のような感覚に、

ちょっとだけなることができました!

 

いやー、本当に楽しかったです!!!

(ちなみに、オールスタンディングオベーション)

 

青山さん、本当にありがとうございました!!!!!

 

 

 

 

 

 

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