第8回発表会「さまざまな時代のおんなたち」大盛況でした! その2


作品3

「横濱短篇ホテル[第1話]」

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映画監督とプロデューサーが、ある横浜のホテルの一室で

映画の打ち合わせをしていると、

一人の若い女が、切迫した様子でドアをノックし助けを求めてきた。

 

部屋に入れてあげて話をよくよく聞いてみると、

ヤクザに追われているというのは真っ赤なウソで、

あわよくばこの映画に出演しようとした女優志願の高校生が、

一計を案じた芝居だった。

 

主演女優選びに難航していた映画監督は、

何か演じてみせるように言うと、

女子高生は一世一代の渾身の演技を披露する――

 

シナリオクラブでもよく読まれているこの「横濱短篇ホテル」ですが、

このお3方のもともと持ってる演技力に、

清家さん羽子田さんがうまく味付けをしてくれて、

スリリングで、スタイリッシュ、かつエネルギッシュで、

とってもカッコいい作品に仕上がっていました!

 

選曲は映画「Eyes Wide Shut」より。

音楽はこの1曲だけでしたが、

清家さんが選んだこの曲は、効果的でとても素敵でした。

 

 

作品4

「大つごもり」より『手文庫の中』

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次は、また樋口一葉の世界に舞い戻り・・・。

 

今ではない、少し前の時代――

とある資産家の家に、長女として生まれながら、

父の後妻となった継母と折り合いが悪く、

今はふらついている放蕩娘と、

女中奉公している娘との、

心温まるお話。

 

女中・みねは、早くに両親を亡くし、

親代わりに育ててもらった伯父夫婦が、

借金取りに追われ窮地に陥っていたことから、

奉公先のこの家の後妻・あやに、給金の前借りを申し入れる。

が、冷たく断られてしまう。

 

そこで、思案した末、自ら命を絶つことも覚悟して、

手文庫の中のお金を必要な分だけ失敬してしまう。

 

それを影から見ていた、一見遊び人風の長女・いしが、

機転をきかせみねを助ける――

 

「十三夜」もでしたが、こちらの「手文庫の中」も、

日本人の心にしみ入る物語です。

 

健気な娘・みねを演じた、その健気っぷり、

一見フラフラしているようで実は気風がよくて、粋ないしを演じた、そのカッコよさ、

健気なみねに辛くあたる御新造・あやを演じた、その意地悪っぷり、

思いやりあふれる伯母さん・しんを演じた、その優しさっぷり、

いしの実の父親の、後妻に頭が上がらず、いしに手を焼く父親の葛藤っぷり、

いしの腹違いの妹の、いい意味でのお嬢様っぷり・・・

 

どの役をとっても、その役になりきって、

みねの涙とともに、会場全体がみねの心と重なった感じがすごく伝わってきました。

 

それから・・・

ちょっと書き残しておこうと思いますが、

この作品の最中に、地震がありまして・・・

 

後で震度3だったことがわかりましたが、

まあまあ揺れまして、一瞬場内がザワっとなりました。

 

しかし、演者さんがお芝居を続けてくださいまして、

裏方も腹をくくって、続行することを決断いたしました。

 

アンケートでも、この演者さんたちへの称賛の声がたくさんありました。

この演者さんたちの対応、熱のこもった演技に対して、

この日いちばんの万雷の拍手が沸き起こったことを、ここにご報告いたします。

 

 

その3へつづく〉

 

 

 

 

 

 

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