蜷川さん三回忌追悼公演「ムサシ」観てきましたーーー!!!


 

蜷川さん演出のなかでも人気作品のひとつ、

海外でも多く上演されてきた

井上ひさしさん作

「ムサシ」

さいたま芸術劇場で観てきましたーーー!!!

 

すたっふブルー、初ムサシでした。

今まで「ムサシ」を観ずして蜷川作品を語っていたのか、お前

というお声が聞こえてきそうですが・・・

シナリオクラブのアドバイザーが、出演していなかったこともあり、

観る機会を逃してしまっておりました。

 

いやー、面白かったです!

 

 

このパンフレットで吉田鋼太郎さんは、

何と言っても台本がいい、

何度やっても飽きることがない、やる度に面白い、

っておっしゃってますし、六平直政さんは、

何度やっても新しい発見があり、

今この時、熟成された「ムサシ」を観られるお客さんは幸せだ、

というようなことが書いてありました。

 

本当に、さすが大天才・井上ひさしさんっっっ!

宮本武蔵や、謎の多い佐々木小次郎のことを徹底的に調べ上げ、

能や狂言、禅や茶道の要素も取り入れて、

武蔵も小次郎も登場人物すべてが愛おしい、

最高の巌流島の後日譚に仕上げてくださった!

 

2009年初演時には、武蔵=藤原竜也さん、

小次郎=小栗旬さんへの当て書きで書かれたそうですが、

翌年、ロンドン・ニューヨークに招聘された時は、

小次郎は勝地涼さんにバトンタッチされ、

さらに4年後の2014年の再演時、

3代目小次郎が溝端淳平さんになったのですね。

 

すたっふブルーにとっては、溝端さんが小次郎なわけですが、

アタマに血がのぼってキーーーってなってる小次郎でさえ、

もう美しいから許しちゃう!って感じで、

それからどんどん人間味が出てきてお茶目さんになってくると、

もう俄然、小次郎に感情移入しちゃってましたね。

 

対して、藤原竜也さんの武蔵は、ちょっと呆れてるっていうか、

面倒くさいことに巻き込まれたくなくて傍観してる感じですからね。

(まあ、ガンガン巻き込まれるんですけど。)

武蔵の視点で描かれてますから、そうなっちゃいますよね。

ちょっと何考えてるかわかんないし、みたいな。

相手の気持ちを逆なでして優位に立つ戦法をされる方ですしね。

 

武蔵と小次郎の対比から言って、

力量のある役者さんが武蔵じゃないとバランス取れないと思うと、

藤原竜也さん以外の武蔵って想像できない、って感じ。

小次郎以外のキャストの方たちも、とっても魅力的に輝かせてくださってました。

 

個人的な武蔵の見せ場は、

終盤、白石加代子さん演じる「まい」が、小次郎の実の母親だと言い出すのですが、

「相棒」の右京さんばりに、まいにトラップを仕掛け、

見事に嘘を見破るとき、ニターーーっと悪い顔してたところを推したいと思います。

 

井上ひさしさんは、コントも書かれてた方だからなー、

オチも含めて、話の持ってき方が、本当に上手い!

役者さんたちも、力入れるところと、力抜いた(遊ぶ)ところと、

いい塩梅で観客の心を鷲づかみにしてくれる。

安心・信頼の顔ぶれの座組ですからね。

でも、そういう作品だし、そういう顔ぶれだし、ってなると、

回を重ねるごとに期待値も上がってしまいそうで、

それはそれでどんどんプレッシャーも大きくなっていきそうですよね。

凡人だからそう思うのかもですけど。(^^ゞ

 

あと、見どころとして書かないわけにはいかないのが、「竹」!

竹林がめちゃくちゃ演技してる、っていう。笑

まさに、ざわざわしちゃってる! 

ざわざわざわざわ・・・

 

ということで、

すたっふブルー的星の数は、

ストーリー ★ ★ ★ ★ ★

演出    ★ ★ ★ ★ ★

役者さん  ★ ★ ★ ★ ★

美術    ★ ★ ★ ★ ★

一体感   ★ ★ ★ ★ ☆

敷居の高さ ★ ★ ★ ☆ ☆

(↑チケットの入手困難度とか値段、劇場へのアクセスやら、

総合的に気軽に観られるかどうかを「敷居の高さ」でまとめてみました)

と勝手につけてみましたー。

 

(補足)

敷居の高さ――

さいたま芸術劇場は、アクセスの点でちょっと不利なんですけれども・・・

その前にシアターコクーンでやってましたが。

この後、大阪に行って、上海公演もあるんですって!

 

客席との一体感――

いちばん盛り上がってたのは、やっぱり5人6脚のシーン。

鋼太郎さんの体勢が大変なことになっちゃってて、観客大ウケ!

で、ホントに腕のところから出血しちゃって、

「痛ってー!」って言って竜也さんや溝端さんに「血、血ッ!」ってアピールして、

2人とも、素っぽい苦笑いをする場面も。

さすがにこれはアドリブ、ですよね?

2人をいじれるなんて、鋼太郎さんしかできませんもんね。

それと、白石加代子さんの蛸踊りのシーンは、

拍手が起こってました。

でも。カーテンコールで立ち上がってた方が少なかったから?

2回で終わってしまった・・・

蜷川さんの舞台って、最低3回はあると思ってたので、え・・・(終わり)? ってなりました。

というところで、マイナス星ひとつとさせていただきました。

 

ですが、蜷川さん演出の中では、(珍しく)肩肘張らず、

老若男女問わず、国籍も問わず、どなたでも楽しめる作品といっていいと思います!

絶対オススメなので、

これから初ムサシの皆さまも、

リピーターの方たちも、

どうぞお楽しみにーーー!!!

 

 

さいたま芸術劇場に行って、

忘れてはならないのが蜷川さんのお参り。

蜷川さん、いつもありがとうございます、と

蜷川さんのゆかりのポイントで、

心の中で手を合わせる。っていう。

 

蜷川さんの仕事場にあったものの一部だそう。

 

稽古場入口にはNINAGAWA STUDIOと。

 

これはホワイエの劇場入口に、今回特別に設置されていました。

 

蜷川さん、本当に面白かったです!

今回も、本当にありがとうございましたーーー!!! 

 

 

 

 

 

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