発表会「不条理な世界たち」無事終了いたしましたーーー!!!<その2>


〈その2〉はマチネの回について。

 

大勢のナース姿の会員・スタッフのお出迎えから始まった

「不条理な世界たち」は、

開演時間になると、ピコーン、ピコーン・・・というチャイムが鳴り、

客席にいたナース服たちが、一斉に舞台に上がっていき、

 

「不条理な世界たち、ごゆっくりご堪能ください!」

 

という全員の声が合図となって舞台と客席の照明が暗転し、

ブオーーーというバイクの音が鳴って、マチネの回が幕を開けました。

 

最初の演目は、リーディングの「暴走族」。

「今夜の俺は、誰にも止められねえ――」

「やばいっすね」

「ついてきな!」

「オス!」

と、走り出す先輩こと〈暴走エクスプレス〉と、新入りのヤス。

 

人の迷惑お構いなしの超札付き極悪非道の暴走族、

のはずが、交通ルール守りまくり、礼儀正しいことこの上ない。

 

そこに登場した「兄貴」も、さらにその上をいく超安全運転!

 

2名の初参加の会員さんと、2回目出演の会員さん。

初舞台とは思えないほどの落ち着きっぷりの初参加組の、

生き生きした表情と演技、そして、

さすが2回目、お2人をリードする会員さんの抜群の安定感あるセリフ回しで、

完全に観客の心を完全に捉え、

「人心事故」「誘拐」と、

同じ3人が演じて、不条理なコントが続いていきます。

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客席があったまったところで、次の作品、

「舞え舞えかたつむり」。

 

ここで、ズーーーンと舞台の奥から7段飾りのひな人形が登場します。

(蜷川さんだと、人間ひな飾り?)

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これは実際にあった事件のベースに書かれたそうで、

凄惨な描写もある、ちょっとホラーな作品です。

 

この作品に登場した会員さんたちも、尊敬しちゃうくらい上手な方たちで、

静かな中の狂気を存分に発揮してくださって、

会場がシーーーン・・・と静まり返りました。

 

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ここで、休憩を10分はさみ、

次はドラマメイキングの部、「親不孝」から。

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日雇い仕事のお父さんと、貧しい家計を支えるお母さん。

で、娘は不良。

 

親の言うことを聞かず、成績は優秀だわ、献血はするわ、赤い羽根に手を染めるわ・・・

って、おいおい「いい子」じゃないですか、っていうところがこの「親不孝」。

 

初参加のお父さん役の方が、いい味出してて、本当に娘を叱ったり、

お母さんと仲睦まじい感じがとってもリアルでした。

 

お母さん役の方は、前回「岸田國士の短篇集たち」で、

初参加にもかかわらず、なんと料理しながら演技することに挑戦し、

なんなくこなした芸達者な方。

今回も洗濯物をたたんだり、ひっくり返されたちゃぶ台を片付けたりと、

セリフ以外にもたくさんやることがあったけれど、アドリブも含め、

本当に舞台にいる時はずっと「お母さん」でした。

素晴らしかったです。

 

不良娘は、「シェイクスピアの作品たち(第3回発表会)」以来のご参加の会員さん。

お2人を引っかき回す弾けっぷりを見事に表現!

 

このお3方のチームワークは素晴らしく、

終わった後に拍手が湧き起こったくらいでした!ブラボー!

 

お次は、「受付①(前半)」。

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神経を病んで、神経クリニックの受付に来た患者。

が、寄付やアイバンク登録を勧められたりして、なかなか受付してもらえない。

 

この方たちは、もうベテランの域で、

このお3方の掛け合いは本当に漫才のようで、

会場の空気をまさに「不条理ワールド」にしてくださいました!

 

電話の扱い方や、筆立ての落とし方は、

「こういうのちゃんと出来てると、稽古したってわかるんだよね」

という清家さんのアドバイスを踏まえ、

何度も何度も練習した成果が、いかんなく発揮されていました。

 

ドラマメイキングって、セリフだけじゃなくて、

こういう細かいところまで、きちんと練習しているんです。

そういう積み重ねが、芝居の厚み、というか、深み、みたいなものになっていくのでしょうね、きっと。

 

さて、次はお待ちかね、清家さんも特別出演の

「海ゆかば水漬く屍」です!

 

これはある男が、心に負った苦しみを、

別の肉体的苦痛によって忘れようとする、っていうお話。

 

いやーーー、会員さんたちもすごいけど、さすがプロでした!

会場の大きさに合わせて声を響かせるところとか、

メリハリつけてお客様の視線を釘づけにするところとか、

なんだろう・・・言葉が浮かばないけど、やっぱりプロでした!

 

清家さんと共演する幸運に恵まれたお2方は、

キュートで小悪魔で、本当にキラキラ輝いてました!

それに、清家さんとルームメイトなんてあり得ないのに、

心の距離感とか、見事にルームメイトに見えました!

 

〈閲覧注意〉

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そして、舞台はクライマックス「受付②(後半)」へ!

 

この、なかなか受付てもらえない可哀そうな患者さんは、

寄付、アイバンクに加え、遺体献体、安楽死など、

さらに次々に訳のわからないものを勧められていき、

もともと病んでいたのに、最後には壊れていってしまいます。

 

患者さん役には、そういう訳のわからないことに巻き込まれ翻弄される、

ナチュラルな演技ができる方を、

受付嬢役には、有無を言わせず患者を追い込むドSな演技ができる方を、

と、たぶん清家さんは配置したんだと思うんですけど、

本当に配役も素晴らしかったです!

 

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結局、壊れてしまった患者が見たものは――

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地の底から湧いてきた更なる受付嬢たち!

 

舞台の奈落から、キリ穴を通って這い出てくる、

今回いちばんの魅せ場!!!!!

 

これは、我々はみな舞台ウラにいたので、

正面から見てないのですが、

観た人によると、とっても不気味だったそうです。

 

なおかつ、スタイリッシュで!

 

清家さんのしてやったりの演出、ここに極まれり!!!!!

 

こうして、万雷の拍手のなか、第1部〈マチネ〉の回は幕を閉じたのでありました。

 

 

次回へつづく!

(次回は、ソワレの回と、舞台ウラについて語りたいと思います。

すたっふブルーがお送りしました)

 

 

 

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