「傑作 牡丹燈籠」の全体稽古レポ!! 完成まであと一歩!!

スタッフ竹森です。

劇団 月のシナリオの舞台公演、「傑作 牡丹燈籠」まで残り一か月を切りました!!

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観劇予約 6月1日 11:30~

観劇予約 6月1日 16:00~

観劇予約 6月2日 11:30~

観劇予約 6月2日 16:00~

すでに1日、2日の午前は満席になっており、キャンセル待ちとなっております。

キャンセル待ちはTELかLINEにて!!

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そして、4月27日、5月3日は、全員揃っての全体練習でした!!

シナリオクラブの全体練習とは?

シナリオクラブでは、全員が一斉に集まっての稽古が難しいため、場面ごとに曜日を決めて、その登場人物で稽古を行っていきます。

ストーリー序盤組、中盤組、後半組みたいな感じで、それぞれ別の日での稽古。

そして、ある程度できあがったところで、全体の構成や演出プランの確認のため、全員で集まります。

なおかつ、ほぼ実寸でできる場所で稽古を行うのを、シナリオクラブでは全体練習といいます。

つまり、全体練習で、初めて全員が集まり、ストーリーを初めから通して、稽古を行うのです。

この日が、出演者がみんな顔を合わせる初日なのです!!

全体練習は9時間に及ぶ大稽古!!

この大稽古はいくつかの目的をもって行います。

1.オープニングからエンディングまで通して、芝居の全体像を見る

2.実際の舞台と同じ広さでの芝居を行い、修正点を見つける

3.オープニングとエンディングの演出を決める

これらを確認して、本番の舞台まで精度をさらにあげていきます。


大人数の演出もここで初練習!!

1.オープニングからエンディングまで通して、芝居の全体像を見る

この全体稽古で、初めてオープニングからエンディングまで通して芝居を行います。

全体の様子や雰囲気を見ながら、演出を変えたり、照明さん、音響さん、舞台監督さんと話し、プランを進めていきます。

一方で、芝居が何時間かかったか、小道具の準備や、場面転換が間に合うかといった、細かい部分もここで調整していきます。

2.実際の広さでの芝居を行った時の修正点

実際の舞台の大きさとほぼ同じで稽古を行います。教室とは広さが段違いなので、声の出し方、袖からの登場距離なども違ってきます。

実寸サイズで稽古を行うことで、「どのくらいの声なら聞こえるか」「袖から登場する時間」などを綿密に確認、修正を行ってきます。

これを、それからの教室内稽古に生かし、たった2回しかできない劇場リハーサルでの修正を減らすことができるのです。

3.オープニングとエンディングの演出を決める

さて、ここで重要なのが全員揃って、初めて練習するオープニングとエンディングです。

最初に物語に引き込むオープニング。最後に物語を締めるエンディング。

実は、全員が集まれる時は、この全体稽古か、本番直前のリハーサルのみ!!

そのため、オープニングとエンディングは何度も練習を重ねて行きます。

牡丹灯篭のあらすじと稽古内容。

今回の「牡丹燈籠」のあらすじについて説明します。この話は、2つの大筋でできていて、

1.主君と奉公人の話

2.男女の恋愛と人間の欲を書いた話

この二つが繰り広げられていきます!!

「牡丹燈籠」は、2の男女の恋愛をモチーフにした怪談として有名ですよね。

さて、この「牡丹燈籠」ですが、少し人間関係が複雑です。

いらすとやさんの素材をお借りし、人物相関図を作ってみました。

今回の「傑作 牡丹灯篭」は、お露編が芝居孝助編が語りを中心に交互に展開していきます。

芝居もさることながら、語りの皆さんが凄まじい熱演です!!

演出家の清家さん曰く、今回の主役は語り!!

公演全体を引っ張っていく、語りの皆様!!

その熱量はすさまじいです!!まさに熱演!熱演!!熱演!!!

芝居も、語りの熱量に負けないように熱演していきます!!

この語りと芝居の織り成す熱量こそが、「傑作 牡丹燈籠」の見せ場です!!

僕も練習に参加していましたが、皆さんの本番さながらの熱演に圧倒されました!!

そして、この全体稽古、いつもの教室の稽古と違って、結構ドキドキしました。

参加している俳優の皆さんが、同時に観客でもあり、いつもより引き締まった空気。

初体験だったので終始緊張しながらの全体稽古でした!!


周りを見る余裕すらなかった・・・。

そして、皆さんは稽古に真剣・・・!

間に休憩を入れながらも、ほぼ9時間の通し稽古でさらにレベルを高めておられた・・・!!

今回は、観客として見えないのが残念です・・・!!

「傑作 牡丹燈籠」のストーリーの見どころ。

この作品の見どころですが、

・必ず報いがある因果応報

・お金によって人間は変わる

・敵討ちや殺人

といったように、人間の業に注目した作品です!!

ある種、和製シェイクスピアのような作品でもあるのかもしれない。

「本当に怖いのは幽霊ではなく、人間」

それが「傑作 牡丹灯篭」かなと。

そして、冒頭でもご説明させていただきましたが、なんと、ほぼ満席!!

美しい演出とともに、人間模様を6月1日、2日の舞台でぜひともご覧ください!!

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