コロナで増える外出自粛や閉じこもり、忍び寄る認知症。今できる健康法を調べてみた

2020年の頭から始まった新型コロナウィルス感染症の脅威。

この一年間、本当に様々な変化を強いられる一年でした。

シナリオクラブでも

「移動中にウィルスをもらってくるかもしれない。」

「どこで感染するか分からない」

と心配する会員さん、全レッスンをオンラインに切り替える会員さんもました。

6月から復帰された方々の中にも、3~5月は家にこもりっきりだったという方が多くて、いったいどんな気持ちだったのか?聞く機会がありました。

さぞかし、不安で、落ち込んでたのかなあと思って話を伺うと、「毎日散歩してたから、元気だったわよ!!」とか、「いずれ落ち着くと思ってたし、ZOOMも覚えたし、楽しかった。」と、意外と元気に楽しく過ごされていたようで、びっくりしました。

そんな会員さんたちの年代は、70代、80代。とても遠いところから、シナリオクラブに毎週通ってくれるアクティブな方々。

でも、世の中には、「家の中から一歩も出ず、気が変になりそうだ・・。」という年配の方も多いはず。

ところが、オンラインを含めてシナリオクラブのレッスンを受けている方は、用心はしていても、そこまで気落ちした様子は見られませんでした。

この違いは何だろう?? と思ったのが、今回のブログを書くきっかけです。

 

以前、気になる記事を見かけていて、

外出自粛する人ほど「認知症リスク」が高い理由

「認知症になる確率は「コロナ感染の70倍以上」
コロナウイルスに感染しないように注意を払うことはとても大切ですが、「外出しない」「人と会わない」をやりすぎると、「運動不足」と「孤独」のダブルパンチによって、認知症の発症率を大きく高めてしまう。あるいは、現在、認知症の患者さんは症状を悪化させることにもつながるのです。

外出自粛することによって起こるリスクを取りあげています。

ところが、先ほど会員さんを見ると、3月から外出自粛しているはずなのに、むしろ活力に溢れていて、記事の内容とはまるで逆です。いったいどういうこと?

というわけで、今日は外出自粛や運動不足でどうなるの?どうやって健康維持する?というお話です。

何故、運動不足や外出自粛で認知症になってしまうの?

運動不足や外出自粛と認知症。なんとなく関係してそう。

どうしてそうなるのかの原因を調べてみました。

以下は独立行政法人の東京都健康長寿医療センターのサイトからの引用です。

脳が正しくはたらくためには、絶えず十分な血液が流れている必要があります。脳の働きを担う神経細胞は、血流不足にとても弱く、再生能力もありません。高齢者やアルツハイマー型認知症患者では、大脳皮質や海馬(記憶などの高次機能を司る部位)で脳血流の低下がみられます。

歩行は、なぜ認知症予防につながるのか?

難しいことを抜きにして言うと

歩かない → 脳の血流量が減る → 血流量が減るので脳が衰える → 認知症

 

という悪循環スパイラルがあるようです。

さらに運動不足だけではなく、コミュニケーション不足も認知症に関係します。

「社会的つながり」が多いと認知症リスクが46%低下 国立長寿センター

ざっくり言うと、脳は基本的に使わないと衰える。それを防ぐ一因として社会とつながり、人とコミュニケーションをとること。

すると脳に刺激が入り認知症予防になるとのこと。

また、誰とも会話をしないということは、喉や口といった飲み込みにも大きな影響を与えます。

誰とも喋らない → 口や飲み込みの機能が衰える → 食べられるものが限定される → 栄養の偏りや低栄養、誤嚥による肺炎のリスクが高まる。

肺炎についてのリスクはこちらにも書いてます。

コロナだけではない。認知症、飲み込み障害、肺炎、外出自粛に忍び寄る影

飲み込む力が低下して、食べられるものが偏ってしまったら、栄養バランスが崩れて免疫力の低下にもつながってきます。

外出自粛をしたら免疫力が低下してコロナにかかりやすくなったとか目も当てられません・・・。

外出自粛をどれくらい続けたら大変なことになるの?

一番気になるのがここだと思います。

はっきり言うと、どんな生活を送っているかで違いますし、個人差が非常に大きい。

一度寝たきりになると、圧倒今に衰えるとは言いますが、外出禁止と寝たきりでは環境はかなり違うので比べられない。

ただ、年配の方の体が衰える速度はかなり早いそうです。

その理由は

加齢による肉体の衰え + 運動不足による衰え

この二つが一気にのしかかってくるらしい。

廃用症候群のページからの引用ですが、

人間の筋力は、1週間の絶対安静で10~15%、3~5週間で50%まで低下します。また筋肉の萎縮も同時に起こり、2か月以内に筋肉の量は半分になるといわれています。

廃用症候群│1週間の寝たきりで15%の筋力低下も

冒頭で話した外出自粛の影響は、この半年間でかなり大きな影響になると思っています。

外出自粛は心にも影響を及ぼす。

一方で、コロナによる閉じこもりによって体だけではなく、心も蝕まれていきます。

WHO=世界保健機関によりますと、新型コロナウイルスの感染が世界各地で拡大したことで外出制限による孤独感や収入の減少などから、飲酒の量が増えたり、不眠症に陥ったりする人が増加していると見られています。

新型コロナ 心の健康は? 悩みや不調に「早期介入」も

先が見えない経済的な不安や孤独感が心に与える影響は思った以上に深刻です。

経済的な不安以外にも

・楽しみにしていた旅行やレジャーなどが全部中止になり、何を楽しみにしていいのか分からなくなる。

・誰とも会話しないので孤独感に苛まれる。

・変化がない生活から昼夜逆転し、自律神経に支障をきたす。

・将来への希望が見えず、不安に囚われて精神的に参ってしまう。

などなど。

心を蝕まれてしまうと体がどれだけ健康でも、何かをする気力が起きません。

このコロナ禍において、心身の健康を保つのは非常に重要な課題です。

どうすれば健康を維持できるのか?

withコロナの時代、今までと同じように過ごせる時代が来るには、まだまだ時間がかかりそうです。

どうすれば心身の健康を保持できるのか。一般論の話です。

例えば、僕の場合であれば、

・ネットフリックスやAmazonプライムなどのドラマや映画を見て過ごす。

・Youtubeなどでトレーニングを見て室内で鍛える。

・手洗い、うがいなどの感染予防をしながら近所を散歩する。

辺りかなと。

他にも色々な方法があるので、実際にやっていることを聞いてみた結果がこちら。

1.色々なものを手作りする

やっぱり何か打ち込むことがあると楽しいとのことで、主婦業の多くの方がやっていたのが手作りでした。

手作りするにも色々な種類があるのですが、裁縫、手芸、料理(主にお菓子)などをいつも以上に気合入れて作ってる人が多かった。

材料を買いに行くのもちょっとした散歩になるし、だんだんと上達していくのが楽しいとのことで皆さんハマってました

デメリットは、手芸や裁縫などは作品がどんどん増えていって場所をとり、お菓子の場合、最後は自分が食べるので太ってしまうらしい。

 

2.開き直って塗り絵や読書に熱中する。

逆に外に出れないことを開き直ってひたすら本を読み続けるという方もいました。

最近の本は、kindleで買って即読めるので家族にお願いして読みたかった本をどんどんと読んでいく方も居ました。

中には、そこで鬼滅の刃にドはまりして、映画館に絶賛通っている方もいるそうです。

kindleならば売り切れ心配せずに全巻買えますからね。

また、今の自粛期間中に、やりたいことを整理するという方もいました。

旅行ブック片手に色々なプランを考えるのが楽しいそうです。コロナが落ち着いたら行きたいところをピックアップする。未来に希望を持って今を乗り越えようと前向きでした。

他の案では塗り絵をして楽しむ方も。ただし本気の塗り絵です。

ご存じの方も居ると思いますが、今の塗り絵ってめちゃくちゃ高度で、結構すっごい塗り絵があるんです。

ここまでくるともはや芸術。

また、子供用の塗り絵を本気で塗る、本気の塗り絵なるものもありました。

これなら子供用の塗り絵買ってからやれそう。本気度がすごいけど。

3.近所を散歩する、家で体操する

これは比較的多くの方がやってました。

生活リズムを整えるために、朝起きたら、ラジオ体操とセットで太陽を浴びながら歩いたり、近所の方と一緒に雑談しながら歩いたり(もちろんマスクをして感染対策しながら)と様々。

目的を設定せずに歩くとやっぱり大変で、どちらかというと毎日続ける習慣のようなものと言う方も。

他には家で体操をしている方もそこそこ居た。

こちらもyoutubeや本でやり方を見て、自分にあった軽い運動をやってみて、少しずつ習慣化しているそう。

折角なら楽しく健康になろう

コロナ外出自粛によって運動不足、やりがいの消失、そして忍び寄る認知症。

withコロナの時代になって、世の中が色々変わってしまったので、どうやって乗り越えるかが課題です。

せっかくならば楽しく健康になるのが一番良いですからね。

さて、冒頭でも説明したずっと閉じこもりの会員さんですが、話を聞いてみても、基本的にシナリオクラブのレッスン以外はほとんど外に出てないそうです。

対面レッスンだから無理して元気出しているかというと、そういうわけでもなさそう。

あくまでもn=1のケースですが、仮設を立てると

シナリオクラブのレッスンがもたらす効果

・声を出す=口や喉の強化

・感情を出す=コロナで溜まった鬱憤やストレスの発散

・俳優とのコミュニケーション=脳トレ

・台本を読む=思った以上に楽しい作業

といった効果があるのじゃないかなと思っています。

通常レッスンをオンラインに振り替えると、1レッスン90分です。

90分の中で喜怒哀楽を爆発させるとへとへとになる方が結構います。

それくらい長時間かつ集中したレッスンをすることで、下手な運動よりも体力気力を使っているのではないかと。

その会員さんにヒアリングしましたが、毎回へとへとになるけど、レッスンが楽しみで仕方ないと言ってました。

以前にシナリオクラブのレッスンを受け続けると、心や体に不調がある方が段々と元気になっていくケースを見たことがあるので、演劇って心も体も元気にする習い事じゃないかなと思っています。

他のオンライン継続受講される方からも、

「出かけることがなくなって、声を出す機会も減ったけども、台本を読むことでストレス解消になるし楽しいわ。」

「シナリオクラブのレッスンがあるから、今なんとかやっていけてるわ。」

と言っていただけてます。

コロナによって日常を奪われてしまったダメージは心身共に大きい。

なのでせめてうちのレッスンを受けて少しでも健康になって欲しいと願っています。

 

余談:レッスンの紹介

個々から先は余談です。レッスンの紹介についての話

通常クラスについて

現在、通常クラスはインターネットへ振替受講ができます。

教室に通うのも、インターネットに振り替えも自由自在!

更に教室では新型コロナウィルス感染対策を徹底してレッスンをしています。

具体的には

・アクリル板で飛沫防止

・少人数制でソーシャルディスタンス、またマスクなどを付けてのレッスン

・30分に一度の教室換気

・教室内の土足禁止、入室時には手洗い、検温、体調チェック

・スタッフ俳優含めて、定期的なPCR検査の実施

などを行っております。

レッスン内容などについて

レッスン時間:90分

受講回数:月4回まで受講可能!

レッスン日時:月~土 10:00~18:00まで2時間刻み

LINEから無料体験申し込みますと言っていただけると、初月と二か月目のレッスンを9,800円で受講できます。

LINE申し込みはこちらをクリック

 

オンライン専用クラス、ストレッチと声トレーニングクラスについて

月4回、毎週土曜日20時から、プロのストレッチトレーナーさんと俳優さんがタッグを組み、1時間でストレッチと声出しの両方をやるクラスです。

時間:60分

レッスン日時:毎週土曜20時~

受講回数:最大月4回までレッスン受講可能(自由受講)

今なら参加される方にスターターキットプレゼント中です。

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