満員御礼!!「カメラを止めるな!」メインキャスト、市原洋さん、長屋和彰さんとの読み合わせレポ!!

スタッフ竹森です!!

二回目となる、「カメラを止めるな!」キャストとの読み合わせ会イベントのレポートをお届けします!!

ちなみに前回のイベントの様子はこちら!!

「カメラを止めるな!」の長屋和彰さんと読み合わせ会レポ!

3月9日(土)10時に応募受付を開始したのですが、ほぼ瞬殺!!最終的にキャンセル待ちに!!

イベントには、21名の方が来てくださいました!!皆さんの期待通りになるのかなと、ドキドキ。

前回のイベントが大盛況で、今回も色々準備しました!!

我々スタッフも、ドキドキとプレッシャーを感じながら、いざ本番へ!!

<目次>
・前半は読み合わせ!!
・後半は歓談タイム
・参加された方からの怒涛の質問タイム!!
・まとめ

・前半は読み合わせ!!

まずは、開始前の念入りな打ち合わせから!!


進行の事前打ち合わせ中

台本の読み方と、今回のプログラムの進行だけをお二人に伝え、後はご本人達にお任せする感じです。

そして始まる、会員さんと感染者さんが、入り混じりながらの大イベント!!

 
台本を真剣に読むお二人!!

台本の読み合わせでは、「よろしくでーす」のセリフが3回とも同じ参加者の方に当たったり、しゅはまさんのキレッキレのセリフが市原さんに当たったり。

そして目の前で繰り広げられる

 

市原さん「今は斧を持っているゾンビもいますから・・・」

長屋さん「すいません、今監督と話しているんで!!」

というお二人の絡みの名シーン!!

「これが本物だよ!!」(CV濱津さん)と叫びたくなる!!

僕は、主に撮影しながら台本を聞いていたのですが、めちゃくちゃ面白い!!

読まなくても、聞いているだけで幸せになるイベントでした!!!この空間、いいなぁ・・・。

・後半は歓談タイム

読み合わせが終わったら、今度はみんなで乾杯しながらの歓談タイム!!

ドリンクやお菓子をつまみながら、みなさんで写真撮影です!!

ZEPPTOKYOの時も思ってたのですが、本当にファンとの信頼関係がすごいなぁ・・・!


お芝居について真剣に語る市原さん

お二人ともファンに寄り添って、そして、すごくフレンドリーなんですよね・・・!!

とても、きさくであり、そして親しみやすい。

「会いにいけるアイドル」ならぬ、「会いにいける俳優」という雰囲気です!!

めちゃくちゃ応援したくなる!!

・参加された方からの怒涛の質問タイム!!

そして後半は、ファンの皆さんから、お二人に向けての質問タイムです!!

雑談形式でお届けします!!

Q:今後、舞台とかは、やらないんですか?


舞台は機会があれば、やりたいですね。


僕は、元々芸人やっていたんですが、ワークショップに行ったとき、周りの人たちがみんな舞台経験があって、ライバル心があったんです(笑)。でも、今は自分が出たい舞台があったら、挑戦していきたいですね。

 

Q:次に決まっている作品はあります?


決まっているの、ありますよ。まだ秘密なので、楽しみにしててください!いずれ告知しますので。


僕は、4月6日、7日に渋谷で映画をやります。R-15映画ですが。

そして4月27日に、2012年に僕が主演でやった「FUKUSHIMA DAY」を一日だけ公開するので、これも僕のtwitterを見てくれれば。

また、山戸 結希監督の「ホットギミック」に高校生役で、ちょびっとだけ出演します。

映画『ホットギミック』公式サイト

 

Q:お二人の声が素晴らしかったので、どんな努力をされているか、聞いてもよろしいですか。


僕は、セリフをしゃべるときに、リズムとか、流れとか、強弱とかを気にしています。映画監督からは、表面的なものより、内から出るものがほしいって言われるんですけど、コントとかやってきたので、そういうのが好きなんです。好きな役者さんのドラマとかコントとかの言い回しを見て、書き起こして、自分でやってみたりします。

一見、マシンガントークに見えても、上手い方が行うと、タメやリズムがあったりしますね。その役者さんのものまねをやっている人のをみると、「なんか違うな・・・」って感じる。それは、そういうタメやリズムが違ったりするんですね。

上手い役者さんとかの強弱やリズムを見て、ものまねではないんですけど、試しに真似をやってみたりしています。


僕は、ボイトレに行ってます。あとは「あ」から全部言うトレーニングだったり、外郎売りだったり、皆さんが行っているトレーニングを毎日やっています。

ただ、映画は、マイクにのることが優先という部分もあるかな。

なので、マイクをめがけて、滑舌に気を付ける感じですね。

「カメ止め」なんかは、役がくっついているので、読むときに気にしていなかったですね。

 

Q:「カメラを止めるな!」作中では、市原さんは高い声、長屋さんは低い声と、お二人とも、声の役作りをしているなって感じます。そのあたりは、上田監督から指示があったのですか。


うーん、声は、上田監督とはディスカッションしてないですね。「こうちゃん」の時はちょっと軽い感じ、「神谷」の時は、やる気が落ちている感じでやっていたんですが、それに対して声がついてきた感じかな。


山ノ内役は、「若手イケメン役者に対抗意識を持っている役者」という立ち位置で、当初、自分は演じていました。

その中で、監督から「ちょっとパターン変えてみたいから、神谷を好きっていう設定でやってくれ」と。

それで10秒くらいで考えたのが、今の山ノ内ですね。

実は、神谷の「ぶたれたことがないのに!!」のシーンで、殴るのも、しゅはまさんじゃなくて、最初は僕だったんです。

でも、殴るのはちょっとちがうな~ってことで、上田監督が「殴るのもあれだから、キスしよっか」ということに(笑)。

でも台本を変えていく中で、尺を削っていくことになって、その設定自体なくなったんですよ。

設定自体がなくなったので、僕は声を元の調子に戻したら、上田監督から「お前、芝居変えたか?」と(笑)。


声を戻したら、「前のほうがよかった」って監督に(笑)。


いやぁ、設定変わったけど、あの芝居でいく理由を自分の中で探していたら、あのモジモジしたキャラならいけるかなって。

 

Q:尊敬している、目指している人っていますか。


前も言ったかもしれないんですが、僕は、実はミュージシャンや芸人さんがすごいと思っててて、エレファントカシマシの宮本さんが、すごいなって。内から湧き出していくものを全面に出しているのが感じられるんです。

ライブとかでも、声が出なくなっても、とにかく届けようとしてる。そのすごさが見えるので、そういう風に芝居をしたいですね。


僕は・・・


(目指している人)真魚?


違う!(笑)

まあ、僕の大好きな「上田慎一郎監督のお気に入りのポジション」を取りおって(笑)

それは置いといて、インタビューで、ヒースレジャーやエドワードノートンが好きって言ったら、いつの間にか、「おめー、そこ目指してんのか」って(笑)。

そっち方面じゃなくて、自分がそこまでできるとは思ってないんですが。

言うと影響受けていると思われるので、言わなかったのですが、ムロツヨシさんが好きで、香川照之さん、堺雅人さんとか、劇チックな人やテクニックがすごい人が好きです。

僕自身は、主流のリアリティやメソッド演技みたいな方面ではないな・・と思ってます。

今回「カメラを止めるな!」で、山ノ内役をいただいて、うれしかったのですが、その弱そうなイメージをガラっと変えるような芝居ができたらいいな、と思います。

 

Q:もし、今後の読み合わせイベントで、もし呼びたいなら誰がよいですか?


そうですね、この場の、読み合わせが終わった後の質疑応答まで考えると、濱津さんがいたら面白いな、と(笑)

濱津さんの様子を横で見ていたい。そして突っ込みたいですね(笑)

 

Q:市原さん、今回初めての読み合わせでどうでした?


楽しかったですね。

「役者や芝居を趣味でやること」って浸透してなくて、「役者をやるからには、プロ」というようなのが、世の中一般的なのかなと思います。

でもスポーツや絵画などでも、プロ以外に、趣味で楽しむ人たちがいるわけじゃないですか。

「芝居が好きで、趣味でやる」というのが、もっとあっていいんじゃないかなって思っていたので、こういう形でやっているのを見て「いいな」って思いました。

読み合わせをやっているうちに、参加者の方も「もっと読みたい」っていう気持ちが出てきたと思うんです。やっていくと、ガーってやるのが気持ちよくなるときがあるので、それを楽しんでくれたらいいなって思います。僕もやってて面白かったです。

今回のイベントは、「オーディションに勝つため」とか「監督の目に止まるため」とか、「自分がやりたいものと、相手が求めているものを考えながらやる」のではなく、「本当に自分のやりたいように、好きにやったなぁ!」って思いました!

もし、同じように、参加された皆さんが、楽しいな!と思ってくれたのであれば、とても意味がある会だったと思います。

 

Q:長屋さん、作中の神谷のように、監督に意見を言ったりすることって、あるんですか?(笑)


言ったりすることは、ないです(笑)。

逆に言わずに、自分がどこまでできるんだろう、と思ってやっています。

カメ止めは、上田監督が「なんでも言ってください」と間口を広げてくれていたのですが、ハリウッド大作戦は、中泉監督の台本を演じる中で、自分がどこまでできるかと思ってやってますね。

あと自分たちが「こっちのほうがいい」と思ったことと、お客さんがとらえる「こっちのほうがいい」が、違うんじゃないかなと。


僕は、意見を言う人がうらやましいなって思います。

僕は芸人の時、本を書いてたんですが、勝手に変えられた時に、ちょっと腹が立ったことがあったんですね。

なので、脚本の人が「大切にしているんで変えたくない」って気持ちが、ちょっとわかります。

ただ、いろいろ突っ込みたい時は、どうやって突っ込もうかなって考えます(笑)

 

Q:今回、市原さんと長屋さんが仕事を受けようと思ったきっかけを聞かせてください。


まずは、お仕事だからっていうのがあるんですが、「シナリオクラブが広まることに、役に立てたらいいな」って思います。

お役に立ててることがわかると、僕もうれしいし、吉祥寺で働いているから、地域の人のようなものなので、何かしら役に立てたらいいなって思います。

なので、お声をかけていただいたら、またやりたいなって思っています(笑)。


お仕事いただいたときに、「僕なんかが出ていいのかな・・」と思いました。シナリオクラブは、プロの方々が教えているわけで、そんな中で、僕に何かできるのかな?と思いました。

でも、長屋くんがいるんなら、一緒にやろうかなって(笑)

自分にとっても、よい刺激になると思って、参加することにしました。

 

Q:市原さんのハリウッド大作戦の例の恰好ですが、またお話きたら、やります?(笑)


やれっていわれたらやると思います。(笑)

やるんだ!?とは思いましたけど、やってよかったな、と思います。

 

Q:山ノ内役なんですけど、ハリウッド大作戦で、女性っぽくなっているのは狙いですか?


若干、乙女チックと周りから言われてたので、そういう演出になったのかなって。

そうですね、中性的な人って、女性と一緒にスタスタ歩いてるじゃないですか。なので、あのシーン、秋山ゆずきさんと一緒に、スタスタ歩いているシーンがあるから、(山ノ内役は)女性っぽい役かな。

 

Q:お二人は運動などってされてます?


筋トレしてるくらいですね・・・。腹式呼吸とかが中心です。

スポーツを最後にやったのが・・・思い出せないな・・・高校の時のテニスくらいですかね。


一時期、バスケットボールのクラブチームにいたんですが、練習したら死にそうになって・・・体力が著しくないのかなぁと(笑)。

バスケとかは、やりたいなぁって思います。


ハリウッド大作戦の「W」、あれ、大沢さんが腰痛持ちで厳しくて、市原さんがやる予定だったんですよ。そしたら、あまりにも腹筋がなくて(笑)


ちょっと足が上がらないんで、「上まで足を上げてから、離しますね。」って、補助でやってもらったんですが。


ヒューっと落ちちゃって(笑)。


映画で絡みがある二人だから、やったらどう?みたいになったんですけど、僕も、あまりにも腹筋がなくて(笑)


結構、みんな驚いてましたね(笑)。

「それ、ワザとだろ!」って。

 

Q:映像のお仕事では、なかなか観客の反応が見えないと思います。その中で演技が、正解だったのか、否かをどうやって〇×つけてます?


自分ではつけられないですね・・・。基本、どの現場に行っても「OKです」と言われたら、それを信じますね。不安はありますが。

もっと有名な人たちなら、放送前にもらって確認というのがあると思うんですが、僕たちは、みんなと一緒にリアルタイムで確認です。それこそ、本当にカットされていて、写ってないかもしれないしので、「これは宣伝して、いいのだろうか・・・?」という悩みもあります。

だから、全然〇×をつけられないですね。

でも、「カメ止め」で言うなら、上田さんの編集がうまくて、それで起きている笑いもあったりするし、作り手を信じるしかないです。監督のOKを信じる。


僕も、未熟だからわからないという部分もあって、「自分はもっとやりたい」と思っても、監督がOK出したのは、監督が「これがいいから」OKを出したのか?、時間的なものがあって、OK出したのか?わからない部分があります。

それを言うのは、さっきの「監督に物を申す」という話であり、言うとなると責任が重大になります。

なので、経験を積んできたらわかるのかなぁ・・。

現場では気に入っていた部分が、テレビで見たら、もっと大きくできるなってこともあるし、逆のこともあるから。

 

Q:役者を始めた時期や、きっかけっていつ頃なんですか?


僕は28くらいですね。

25から芸人をやって、なかなかうまくいかなくて、役者のワークショップにいきました。

そこで若い子や二枚目が多くいる中で、芸人から来た人がいなくて、勘違いしてこっちでやろうかなって(笑)


僕は、アルバイトでエキストラを19の時にやってて、最初は面白いなって思ってたんだけど、徐々に自分で考えて動きたいなって思って。

エキストラをやめて、21~22に事務所探しをしていた時から芸能界を目指していて、2016年の俳優座に入ったときが、本気で俳優やろうって思ったときです。

ちゃんとやりだしたのは3年くらいかなと。

 

Q:お二人は俳優以外にも、何かやりたいことってありますか?


作ることには興味があるんです。芸人で、コントもやってたし。

ただまあ、向き不向きがあるから、(作るほうは)才能がある人にお任せしたほうがいいかなって思います。

ただ、自分がやりたい芝居とかを、小さな映画でいいから、作って小出しでアピールできたらいいなって思ってるし、今は役者もそういった、自分で小さな作品を撮るのが必要って言われてるんですね。

自分から積極的に出せるものをだしていったほうがいいって。

そういうのを考えながら、ということもありますね。


僕は、前にここでも言ったかもなんですが、「役者しかできない」という人間には、なりたくないかなって思います。

今は役者が楽しいけど、もし、もっと自分が楽しめることがあったら、そっちに、ぱっといける人間でありたいな。

だから、役者しかできない人間ではいたくないなと思っています。

でも、10年間ずっと役者が楽しいです。今の感じだと、役者をずっとやっていくんじゃないかなって思っています。

 

Q:普段、どうやって俳優のお仕事を探しています?


「カメ止め」の前は、俳優のワークショップに出て、そこで監督に知り合ったり、キャリアがなくても、出られるものに出たりしてました。

ただ、若い子ならまだしも、本気で役者を目指すって難しい。

いい事務所に入ったほうがいいんですが、そのうえで「これだけのものを自分は持っています」っていうのが必要です。

それがないときは、一番難しいなって。


結局は事務所に入っても、自分が動かなかったら、何もないっていうのがあって、

色々な案件があるので、目利きができる必要がありますね。

あと、僕たちみたいな、有名じゃない俳優は、よっぽど奇跡が起きないと作品の2番手、3番手には、なれないので、自分を生かしてくれる場が少ないんですよ。

その中で、ワークショップ映画って、かなり可能性がある。

ちょっと前に「恋人たち」という映画で、篠原篤さんがアカデミー賞の新人賞を撮ったり、ワークショップ映画に出て、大小の役を勝ち取っていくほうが、大きい役にあたる可能性がでかいです。

地道さも大事ですが、どこかに賭けるってのも大切かなと。

 

Q:この読み合わせで、言ってみたかったセリフってありますか?


「それでいきましょう!」ですね。

言えるなら、言ってみたいなって。


日暮さんの「本物をくれよ!!」を言ったら、スカっとするかなって。

 

Q:アカデミー賞の表彰状の時に、面白いエピソードってありますか?


話題賞の時、テレビにあんまり縁がないから、カメラに映ることばかり気にしてたかな。

いつも、カメラが映っていないときは死んでる顔なんですが、映るときに気合いれてました(笑)。

そんなことを考えている、ちょっと邪な自分ですが、それはそれでエネルギーになるので、どんどんカメラを狙っていきます(笑)。


僕たちが登壇してた様子を、あとでtwitterでみたんですが、「カメ止め」メンバーが無表情だったと。

緊張もあるし、あんまりふざけられない部分だから、無だったなあ・・と(笑)


あそこで「ありがとう!!」って手を振るのも、なんか違うなって(笑)


個人で受賞したわけでもないし、いつも通りゾンビポーズするのも、違うしなーと(笑)


みんなでやってたなら、ポーズしてたなぁ・・・(笑)

まとめ

というわけで、お二人への質問がたくさんありました!!

そして皆さんのご質問に真摯に答えてくださるお二人とも素敵です!!

参加された方からも、いろいろと感想をいただきました!!

(Twitterからランダムで一部引用させていただきました)

「是非シリーズ化してほしい!!」とのお声もいただきましたが、

スタッフ竹森、まだノープランです(笑)

とはいえ、本当にいろいろと取り組んでいきたいなぁと考えています。僕も感染者なので。

最後はみんなでゾンビポーズ!!とLAポーズ!!

皆様、それではまたお会いしましょう!!

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